ターメリック【魔法の香辛料ノート】

ターメリック

辛さ0
香り1
色付け5

ウコンの英名ターメリック。香辛料としては、ターメリックの方がカレーに使われるスパイスとしてよく知られています。そんなターメリックですが、カレーに使っているのは知っているけれど、それ以外の使い方は知っていますか?もし、知らないという方は必見です!ターメリックでカレーと相性の良い美味しいターメリックライスが作れるのです!これで、家庭のカレーが、本格的なカレーに早変わりです!


ターメリックの使い方

カレーの香り付け、カレーの色付けに使われるターメリック。ピラフなどの色付けにも使われることがあり、基本的なターメリックの用途としては、香り付けなどよりも色付けに使われることが多いです。ターメリックには、独特な土臭さがあり、日本人には苦手な方も多いので、その香りを若干飛ばすためにも、ターメリックを使う時には、フライパンで煎ってから使うなどの工夫が必要です。

ターメリックと相性の良い食材

相性の悪い食材は、特にありません。ですが、特別良い食材もないといっていいでしょう。ですが、料理において基本的にターメリックを使う場面というのは、野菜を使っている場面が多い傾向にあります。先も書いた通りに、ターメリックはどちらかというと色付けがメインの香辛料なので、肉などの食材に香り付け、味付けに使用することはまずないといっていいでしょう。他の香辛料の相性では、ターメリックはガラムマサラとの相性がよく、一緒に使用すると、美味しく仕上がります。

ターメリックによる効能

ターメリックは、和名では「ウコン」と呼ばれています。ですので、健康に対する効能は言わずとも良いことが分かると思います。ターメリックには、抗酸化作用があり、胆汁の分泌を促し、肝機能の障害を予防する効果もあります。さらに、抗酸化作用によって活性酸素を除去することによって、女性には嬉しい老化を防止する効果もあるとされています。また、胃がんなどにも効果があるとされています。

ターメリックを使った料理のレシピ

ターメリックバターライス

素材

ターメリック

バター、マーガリン、サラダ油いずれか

  分量

3合

小さじ1/4~1/3

少々

1) 普段お米を研ぐようにしてお米を洗い、水加減も通常通り3号のお米を炊く時と同じ量で問題ありません。研いだお米を炊飯ジャーに入れて、水を加えたら、ターメリックを加えて混ぜあわせます。バター、マーガリン、サラダ油のいずれかを加えてそのままご飯を炊きます。

2) ご飯が炊き上がったら、ご飯を混ぜ合わせて完成です。そのまま食べるのであれば、パセリをかけて彩を添えます。それか、カレーとあわせていただくととても美味しいです。

バレンシアライス(2人分)

素材

白米

ブイヨンスープ

ターメリック

ピーマン(緑&赤)

玉ねぎ

オリーブ(種無し)

クレソン

ワインビネガー

ハチミツ

サラダ油

  分量

1カップ

1カップ

大さじ1/2

各1/2個

1/4個

5粒

1束

大さじ1

大さじ3

大さじ3

少々

1) お米は、ブイヨンスープにターメリックを加えたものを使って水加減を見て炊き上げます。

2) クレソンは長さ2cm、ピーマンは各赤、緑両方共にサイコロ状に切り、玉ねぎとオリーブはスライスしておきます。ワインビネガー、ハチミツ、サラダ油、塩を混ぜ合わせてドレッシングを作ります。

3) ターメリックライスが炊き上がったら、ボウルに移して、ご飯が温かいうちにドレッシングを加えて混ぜ合わせます。味をみて、味付けが薄いようであれば塩を足してください。

4) 仕上げに、切っておいたピーマン各種、玉ねぎ、オリーブを全て加えて、さっくりと全体を混ぜ合わせれば、完成です。温かくても、冷めても、どちらでも美味しくいただけます。

コラム

ターメリックという名称よりも、ウコンという名称の方がよく知られているターメリックですが、日本でもターメリックは生産されています。その場合、ターメリック(ウコン)にもいくつか種類がありその種類によって若干効能が違ってきます。しかし、基本的な効能は、ターメリックの効能としてご紹介した、抗酸化作用が主な効能です。ターメリックによる効能を十分に得たい場合は、春に開花したターメリックである春ウコン(薑黄)が最も、薬効に剥いているといわれています。もし、ターメリックによる健康効果を得たいと考える場合は、春ウコンを購入することをオススメします。
また、ターメリックは、とても別名の多い香辛料でもあります。ターメリックは英名、ウコンは和名。そして、沖縄の言葉でウッチン、ドイツ語ではゲルグウルッェルといいます。



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