パプリカ【魔法の香辛料ノート】

パプリカ

辛さ0
香り0
色付け5

パプリカとはハンガリー語で「ピーマン」を意味し、カラフルな色彩が夏の食卓を飾ってくれます。普通のピーマンよりもクセが無く食べやすいので、野菜が苦手なお子様にも良いかもしれませんね。野菜として食べられる事も多いですが、粉末状にして香辛料に使用する場合も少なくありません。パプリカは健康面で大きな注目を浴びており、殆どカロリーも無い事から女性間で高い人気を誇っています。


パプリカの使い方

香辛料として使用する場合は辛さが無いので風味付けや色付けに使用する事が多いです。単純に油でサッと炒めるだけでも、その特有の風味が堪能出来ます。パプリカの色素成分は油とよく反応し、油に溶けやすい性質を持っています。この性質を利用して、油を駆使する事で着色にも使用できます。その為、赤いバターやマーガリンと言った変わったものを作る事が可能です。
保存するにはポリ袋に入れて野菜室で保存、また香辛料の場合は虫が入らない様にしっかりと密封しましょう。

パプリカと相性の良い食材

魚料理や肉料理、スープなどの煮込み料理、卵料理に適しており、ハンガリー料理の殆どやパエリアに必要不可欠です。基本的には殆どの食材と相性は合います。

パプリカによる効能

疲労回復や夏バテの予防に効果があり、肥満の予防にもなりますのでダラダラして体力の低下や肥満に陥りかねない夏に積極的に摂取したいですね。その他には脳梗塞、心筋梗塞の防止と改善・抗がん作用・抗酸化作用・動脈硬化の予防と様々な働きに効果的です。カロリーも少なく美肌効果もありますので、女性の方に良いのではないでしょうか。

パプリカを使った料理のレシピ

かぼちゃとパプリカのスープ

素材

かぼちゃ

パプリカ(赤)

タマネギ

牛乳

鶏がらスープ

塩コショウ

サラダ油

  分量

1/3個

1/2個

1/4個

200cc

100cc

少々

適量

1) パプリカとタマネギを細かく刻んでおき、薄切りにしたかぼちゃをレンジで柔らかくなるまで加熱しましょう。

2) 形が無くなるまで潰して、熱したフライパンにサラダ油をひいてからパプリカ・タマネギ・かぼちゃを加えて炒めます。

3) 大分火が通りましたら鶏がらスープを入れて10分煮込み、それをミキサーにかけます。

4) トロリとしたらフライパンに戻し、沸騰してきたら牛乳を加えて塩コショウで味を整えてから再び沸騰させて完成です。

パプリカの焼きマリネ

素材

パプリカ

にんにく

バルサミコ酢

オリーブオイル

醤油

ブラックペッパー

  分量

3色1個ずつ

1片

大さじ4

大さじ1

大さじ1

少々

少々

1) にんにくをスライスしてから鉄板の上に散らし、その上にパプリカをそのまま乗せてオーブンの上火で時々向きを変えながら焼きます。

2) しんなりとしてきたら鉄板をオーブンから出して、熱いうちにパプリカの皮を剥きます。

3) 種とへたを取り除いてから適度な大きさに切り、残った材料を合わせた汁に漬け込んでから冷蔵庫で1時間冷やして完成です。

ツナとパプリカのチーズ絡め焼き

素材

ツナ

パプリカ

タマネギ

とろけるチーズ

にんにく

パセリ

マヨネーズ

塩コショウ

サラダ油

  分量

1缶

1個

1個

2枚

1片

適量

適量

少々

適量

1) パプリカとタマネギを千切りに、にんにくはみじん切りにします。

2) 熱したフライパンに油をひき、にんにくを香りが出るまで炒めたらパプリカとタマネギを加えてしんなりとするまで炒めます。

3) 油を切ったツナを入れて3分ほど火を通したら、塩コショウで味を整えます。

4) 耐熱容器にフライパンから平らに敷き、マヨネーズをかけてからチーズを乗せます。

5) オーブンでチーズに焦げ目がつくまで加熱し、刻んだパセリを乗せて完成です。

コラム

原産地は中南米、主産地はハンガリーを筆頭にスペイン、アメリカなどが挙げられます。パプリカは赤・オレンジ・黄・緑・紫・茶の8色が存在しますが、この色によって栄養分の含まれ方が異なっています。色が濃いと言う事はそれだけ熟成されているので、最も色が濃い赤が一番栄養は高いのです。栄養面を重視する方は、見栄えだけでなく色も考慮して購入しましょう。



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