マスタード【魔法の香辛料ノート】

マスタード

辛さ5
香り5
色付け4

ピリッとした特有の辛味をもつマスタード。和名は「カラシナ」と言い、おでんや納豆などの日本料理だけでなく洋風料理にも広く用いられる万能香辛料です。日本で一般的に使われている和からしには「和」とつきますが、中国やインドでも用いられています。マスタード自体はピタゴラスが論文で発表している事から相当古くから存在している事が分かります。


マスタードの使い方

辛味付けや香り付けに使用します、あまり時間が経つと辛味が無くなってしまいますので召し上がる直前に混ぜると良いでしょう。それぞれの特徴保存の際は直射日光の当たらない冷蔵庫で保管しましょう。種があればお湯に溶かすか潰して使用すれば、除臭にも効果的です。

マスタードと相性の良い食材

納豆やサラダなどの家庭料理、ホットドッグやサンドイッチ、ソーセージと言った洋風料理にも適しています。肉料理(ローストビーフなど)やマヨネーズ、卵料理そのものとも相性は抜群です。基本的には殆どの食材に違和感無く使用出来ます。

マスタードによる効能

打ち身や腰痛、通風・関節炎や神経痛に対して効果があると古くから伝えられています。その他にも消化促進作用や脂肪を分解する働きがありますので、ダイエット中の食事に使用すると良いかもしれません。興奮作用がありますので、寝る前などに食べ過ぎると目が冴えて眠れない可能性がありますので摂取量はほどほどにしましょう。

マスタードを使った料理のレシピ

マスタード風味の豚肉の香草焼き

素材

豚ロース

パン粉

粒マスタード

イタリアンパセリ

オレガノ

塩コショウ

オリーブオイル

  分量

2枚

大さじ2

小さじ2

少々

少々

少々

少々

1) 肉の筋を除いてから塩コショウをし、パン粉とオレガノを合わせます。

2) オーブンを200度に温めておき、熱したフライパンにオリーブオイルを入れて肉の両面に焦げ目がつくまで焼きます。

3) 肉を取り出し、耐熱皿に乗せてマスタードを塗って合わせたハーブとパン粉を乗せます。

4) 10分前後(オーブンによって調整)焼けば完成です。

マスタードサラダ

素材

タコの足

レタスの葉っぱ

タマネギ(すりおろし)

粒マスタード

サラダ油

塩コショウ

  分量

80g

3枚

大さじ1

小さじ2

大さじ1

大さじ1

少々

1) 普通にタコを茹でておき、レタスを食べやすい大きさにちぎって冷水にさらします。

2) パリパリになってきたら水から出して水気をしっかり切り、タコを一口大の大きさに切り分けます。

3) 残りの材料を混ぜ合わせ、器にレタスとタコを盛りつけた上からドレッシングをかけて完成です。

和風マスタードパスタ

素材

スパゲッティ

ネギ

たら(白身魚)

みりん

生クリーム

さけ

醤油

粒マスタード

塩コショウ

小麦粉

サラダ油

バター

  分量

100g

少々

2切れ

大さじ1

大さじ1と1/2

大さじ3

大さじ3

大さじ1

小さじ1

少々

少々

少々

少々

1) 普通にスパゲッティを茹で、たらとネギを小口切りにします。

2) たらに塩コショウを振ってから小麦粉を軽くはたき、熱したフライパンにサラダ油とバターをひいてから火を通します。

3) 両面にしっかりと焼き色がついたら弱火に落とし、さけ・醤油・みりん・水を合わせてから加えます。

4) ひと煮立ちさせたら生クリーム・マスタード・ネギを加えて更に煮立たせます。

5) パスタをフライパンに加え、汁が無くなるまで混ぜて塩で味を調整して完成です。

コラム

主産地は世界中で用いられているだけあってかフランスやイギリス、カナダやイタリアなど世界各国で作られています。日本で使用されているものは殆どがカナダからの輸入品です。ワインと比べられるほど種類が豊富なマスタードですが、主に日本で使われる「和(オリエンタル)マスタード」、黒からしと呼ばれる「ブラックマスタード」、そして一般的なマスタードである洋からしの「ホワイト(イエロー)マスタード」に分類されます。
和からしと黒からしはツーンとくる同じ様な辛さを持っていますが、白からしだけはやや遅れてくる辛味とマイルドな味わいを持っています。粉末状のマスタードでは見た感じツーンとした辛さを感じませんが、アレは水分を加えて初めてあの風味を出すのです。ですから普通に調理すれば辛さが出てきますので問題ありませんよ。



▲TOPに戻る

香辛料