カレーパウダー【魔法の香辛料ノート】

カレーパウダー

辛さ3
香り4
色付け3

カレーパウダーとは、分かりやすくいうとカレー粉です。カレールーはキッチンに常備していても、カレーパウダーはキッチンに常備されていますか?一見使い道がないように思えるカレーパウダーですが、カレーの好きなお子様がいる家庭であれば、カレーパウダーは大活躍してくれるでしょう。では、お母さんの強い味方カレーパウダーについてです。


カレーパウダーの使い方

カレースパイスとは、その名の通りにインドの代名詞とも呼べるカレーに使われるスパイスを混ぜ合わせた香辛料のことです。使い方はとても簡単で、カレールーの変わりとしてカレーの味付けにカレーパウダーを入れたり、カレールーを入れて作ったカレーの隠し味としてカレーパウダーを入れたり、炒めものなどの料理にカレーの風味をつけたりするためにも使用することができます。
保存方法は、しっかりとカレーパウダーの入った容器や袋などを密封して、湿気が入ったり、カレーパウダーの風味がなくなったりしないように気をつけて保存する必要があります。通常、常温で塩やコショウと同じく香辛料としてキッチンに並べておいても問題ありませんが、湿気や風味を損なうことが心配であれば、冷蔵庫で保存するのもひとつの方法です。

カレーパウダーと相性の良い食材

特別、相性の合わない食材はないといえます。なぜかといえば、カレーに合わない食材はあまりないからです。相性のよくない食材よりも、相性の良い食材の方が圧倒的に多いでしょう。野菜との相性も良いのですが、どちらかというと、肉の方が、相性が良いです。鶏肉を使ったから揚げを作る時に、カレーパウダーを加えてつくるカレー風味のから揚げは、カレー好きであれば大半の方は気に入るでしょう。また、炒めもの、ソテー、スープなどの味付けの調味料としても広い場面でカレーパウダーは使用できます。

カレーパウダーによる効能

カレーパウダーには、多くのスパイスが含まれています。そのため、多少ではあるものの、たくさんの効能がある香辛料といえます。しかし、基本的にカレーを作らない限りは使う量は微々たるものですので、カレーパウダーに入っているスパイスから得られる効果を必ず得られるとは思わないほうが良いでしょう。ですが、すべてのスパイスに共通している効果もあります。それは、新陳代謝を良好にする効果と、食欲の増強の効果、疲労回復の効果があります。また、カレーパウダーには、食べ物を腐敗させない効果もあり、暑い夏の時期にピッタリの香辛料といえます。

カレーパウダーを使った料理のレシピ

市販されているカレーパウダーを使ってカレーや揚げ物に挑戦するのもいいですが、自分でカレーパウダーを作ってみるのはいかがでしょうか?また、そのカレーパウダーを使って、簡単だけど一風変わった面白い料理を作ってみませんか?

自家製カレーパウダー

素材

コリアンダー

クミン

ターメリック

ブラウンマスタード

ドライジンジャー

フェネグリーク

ブラックペッパー

赤唐辛子

  分量

25g

小さじ2

大さじ1

小さじ1/2

小さじ1/2

小さじ1

小さじ1

6本

1) まず、唐辛子を半分にちぎって、唐辛子の中に入っているタネを取り除きます。因みに、辛さは唐辛子で調節しますので、お好みで唐辛子の量を増減してください。

2) 次に、ターメリック、ドライジンジャー以外の香辛料を一気に熱したフライパンに入れて、香辛料全てにこんがりとした色に変わってくるまで、香辛料をこがさないように気をつけながら、ゆっくりと中火で香辛料を炒っていきます。

3) フライパンで炒った香辛料全てが冷めたら、すり鉢などを使って香辛料を粉状になるまで、すりつぶしていきます。このとき、乱暴にすりつぶすと、風味が失われたりする場合があるので、乱暴には行わないでください。

4) 最後にすりつぶした材料にターメリックとドライジンジャーを加えて、すべての材料がよく混ざり合うように、混ぜ合わせたら、自家製カレーパウダーの完成です。

5) また、香辛料、スパイスの特性などを捕らえてきたら、分量をオリジナルで作ってみたりするのも楽しいでしょう。

インディアンライス(4人分)

素材

玉ねぎ

にんにく

マッシュルーム(缶詰)

ピーマン

にんじん

ウインナーソーセージ

鶏肉

カレーパウダー

コンソメ

ケチャップ

ウスターソース

サラダ油

バター

  分量

3合

1/2個

一片

小1缶

2個

小1本

2本

200g

大さじ1

2個

大さじ1

大さじ1

400cc

小さじ2

10g

4個

1) はじめに、にんにくと玉ねぎをみじん切りにしておきます。玉ねぎとにんにくを刻んだら、サラダ油とバターをフライパンに入れて弱火にかけます。先に、にんにくを焦がさないように炒めて香りを出し、次に玉ねぎを加えて玉ねぎが透き通るまで炒めます。

2) 玉ねぎを炒め終ったら、玉ねぎを炒めているフライパンの中に、水400cc、カレーパウダー、ケチャップ、ソース、コンソメを加えて一度煮立たえたら、冷ましておきます。

3) フライパンの中身を冷ましている間に、お米をよく研いでしっかりと水をきっておきます。さらにその間に、にんじんとピーマン、鶏肉(部位はお好みで)を小さく角切りにし、ソーセージは1cm幅の輪切りにします。

4) フライパンの中身が冷えたら、炊飯器の釜に研いだお米とフライパンの中身を入れて、3合分の水加減よりもちょっと少なめになるように水を足します。その上に切っておいた材料をすべて加えてそのまま混ぜ合わせずに炊き上げます。

5) ピラフ(ご飯)が炊き上がったら、具が全体にいきわたるようにさっくりと混ぜあわせてから、よく蒸らします。

6) 仕上げに、お皿に盛り付けたピラフの上に、半熟の目玉焼きを乗せたらインディアンライスの完成です。食べ方は自由ですが、目玉焼きを崩しながら食べるのが美味しいです。

コラム

カレーといえば、インドですね。ということは、カレーパウダーの発祥の地も言わずともインドと思いますよね?ところが、カレーパウダーの発祥の地は、インドではなくイギリスなのです。なぜ、カレーパウダーの発祥の地がインドではなく、イギリスなのかというと、イギリスの人々は航海中にシチューを食べたくなったのですが、シチューの材料となる牛乳は船の上では日持ちがしないために、その代わりとなる香辛料を検討した結果、カレーパウダーが出来上がったのです。その証拠に、基本的にインドではカレーを作る時には、カレーパウダーなどは使わずに、各家庭にあるスパイスを使ってカレーは味付けを行います。



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